【フィールド計画書】「日本と韓国における大学生の食事マナーへの意識」

投稿者:きら

1,タイトル
「日本と韓国における大学生の食事マナーへの意識」

2,テーマ説明
日本と韓国では食事のマナーがどのように違うのか、また、食事のマナーをどのくらい意識しているのかどうかを調べたいと思っている。留学先である韓国の大邱大学の学生を対象に、どの程度マナーに気を付けているかどうか、不快に思う食事マナーはあるかどうかなどといった内容のアンケートかもしくはインタビューをすることと、学食などでの参与観察、文献調査をすることで現在の若者の食事マナーへの意識がどのようになっているのかを調べる。

3,目標
・韓国のマナーと日本のマナーがどこから来たのか、どのような食事のマナーがあるのかを調べる。
・韓国に行って、文献に書いてあることが実際に行われているかどうか調べる。
・現在の若者、特に大学生はどのくらいマナーに気を付けているかどうかを調べる。
・使われなくなったマナーはなぜ使われなくなったのか調べる。

4,背景
・最初に韓国と日本の習慣の違いについて調べようと思った。調べているうちに習慣にも様々なものがあり、その中でもマナーについて、「最近の若者はマナーへの関心が薄い」「最近はマナーが乱れている」といったことを聞いたことがあり、気になった。
・特に食事のマナーについて調べようと思った理由は、年の離れた妹と生活していた時に母が「お椀をちゃんと持ちなさい」「米粒を残さない」などといった食事に関するマナーについて注意しているところが特に印象に残っているから。

5,実施方法
○文献調査
マナーとは、韓国と日本の食事のマナーにはどのようなものがあるか調べる。
○参与観察
朝、昼、夜で学生食堂を主に文献で調べたマナーをどのくらい使用しているのか調べる。写真を撮っておく。
○アンケートもしくはインタビュー
大学生が食事のマナーについてどう思っているか、悪いマナーだと感じるものは何か、自分はマナーが悪いと思うかどうかなどを調べる。

6,準備作業・準備学習
○韓国の食事マナーの一部
・基本的にスプーンで食べる。
・食器を手に持つことはマナー違反。
・取り皿や、取り箸はあまり使わず、直接おかずをとり、おかずをご飯の上に乗せ、スプーンでご飯と一緒に食べる。
・食事中に女性が立膝を立てたり、男性がポケットに箸を使わないほうの手を入れたりしていてもマナー違反ではない。
・一番年上の人が箸をつけるまで、自分の箸やスプーンを持ってはいけない。
・一番年上の人が食べ終わる前に、自分の食事は終わらせるようにする。
・基本的に目上の人から勧められたお酒は断れない。

○日本の食事マナーの一部
・箸でつまんだものを箸で受け取るのは、遺骨を骨壺に収めるときにすることなので日常的にしてはならない。
・他にも、「握り箸」、「ねぶり箸」、「寄せ箸」などの数多くの嫌い箸と呼ばれるものがある理由は、箸には神や祖霊が宿る、あるいは依代となる特別な力を持つという考えがあったことを示している。
・食前には「いただきます」、食後には「ごちそうさまでした」と言う。
・器を口に近づけて食べてはいけない。ただし、お茶漬けや汁物は例外で、手に持って食べる。
・基本的に手のひらサイズまでの器は手で持つ。
(植田 一三 (監修), 上田 敏子 (著)『英語でガイド!外国人がいちばん知りたい和食のお作法』J リサーチ出版、2018/3/26)

○これまでの準備では不十分な点
・コロナウイルスの影響でマナーが変わってしまっている可能性があるということを考慮していない。
・大学生だけを対象にすると大学生の視点でしか結果を得ることができないため、可能であれば年齢が上の人に対しても調べてみるとさらに良いかもしれない。
・地域によってもマナーが変わってくるため、それについても考える必要がある。
・マナーレベルのものと、作法レベルのものとを分けて考える方がよいかもしれない。
・ドラマや映画からも参考になるものがあるかもしれない。
・日本と韓国に分けたとしても、最近は西洋の食べ物がたくさん食べられるようになり、西洋のマナーもたくさん入ってきている。それはそれで分けるべきなのかもしれない。

7,参考文献
・「習慣とマナー(マナー編) | ATI韓国」. 参照 2021年11月3日.
http://www.asia-tourist.info/korea/cuntory/manners/manners01.html.

・中林啓治 (著), 岩井 宏實 (監修), 工藤 員功 (編集),「絵引 民具の事典【普及版】: イラストでわかる日本伝統の生活道具中林」. 出版社:河出書房新社; 普及版 (2017/1/23)

・植田 一三 (監修), 上田 敏子 (著)『英語でガイド!外国人がいちばん知りたい和食のお作法』J リサーチ出版、2018/3/26

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