【フィールド計画書】「カナダと日本の結婚式比較～結婚式が表す文化の多様性～」

投稿者：こばち

1.　タイトル

「カナダと日本の結婚式比較～結婚式が表す文化の多様性～」

2.　テーマ説明

私はもとよりLGBTQの問題に対して興味があり、その中でも「同性婚」に非常に関心があった。留学先をカナダに選んだのは、LGBTQへの理解が進んでいて、かつ同性婚が認められている国であったため、そうした進んでいる国と未だ同性婚が認められていない日本との違いが気になったからだ。しかし調査を進めていくうちにカナダでの結婚式スタイルと日本での結婚式スタイルが異なることに気づき、直接同性婚に関して調査するより結婚式の観点から国による結婚式文化の違いを調査してみようと思った。

前述したように、日本とカナダでは結婚式スタイルが異なっていることに気づき、実際にその違いはあるのか、またあった場合どう違うのかを明らかにしたい。また機会があれば、結婚式という形から国ごとの特色や文化の多様性を見ていきたいとも考えている。この場合の文化の多様性は移民の多い国ならではの多民族性や同性婚をはじめとする性的多様性のことを指している。これらの中で結婚観の違いも見ていきたい。

3.　目標

この留学では語学力向上、自身の興味関心への追及を目的としている。また、海外の結婚制度の在り方から日本の結婚式に関して理解を深めたい。

帰国後は学んだことをまとめていく中で、必要であれば日本の結婚式関係者の方へインタビューを考えている。加えて、学んだことを活かして、卒業論文に着手したいとも思っている。また、語学力がどれほど身についたか確かめるためにTOEICを再度受験する。

4. 　実施方法

調査内容は、カナダでの結婚式がどのように行われているかを調査する。日本が式場でパッケージ化された式を挙げるのに対して、カナダでは自宅の庭や公園で手作りの式を行うこともあるようなのでそれが本当なのか、本当ならなぜそのやり方を選ぶのかを調べる。また、結婚式場関係者の方に規模や結婚式が多い時期、日本にある習慣がカナダにあるのかを尋ねる。

調査方法はインタビュー調査で行う予定である。あらかじめ質問を用意しておき、それに答えてもらう形を想定している。結婚式場関係者の方とバンクーバーで実際に結婚式を挙げたことのあるカップル1、2組を調査する予定で、時間は長くて30分程度を考えている。

期間及び調査場所については授業のない土日を使って調査する予定である。結婚式場関係者へのインタビューにはカナディアン・メモリアル教会とチャペルアットミノルパークの二か所を訪れようと考えている。

5. 　事前学習　

現段階での事前調査について

• カナダでの結婚式スタイル

・バンクーバーにはないが、カナダでは市役所で結婚式を挙げることも可能。このスタイルはカナダだけではなく海外では導入されているところも多い。

・マリッジライセンスを取得し、資格を持つマリッジコミッショナーに結婚式を執り行ってもらう仕組みになっている。

・公園でセレモニーを行う人も多く、人数によっては費用や予約がいらない場合もある。

• 日本の結婚式の一般的なプランや習慣

・ご祝儀、引き出物、両家の親を呼ぶ、お色直し、スピーチの朗読など。

・披露宴や二次会などを含めて2時間から3時間ほどかかることが多い。

・しかしこれらの風習は特に現代においては必ずしも行われているわけではないため、もっと深い調査が必要である。

参考ウェブサイト

・日本の結婚式は海外とこんなに違う!?～海外と比べて考えるこれからの日本のウエディング～|リクルートマーケティングパートナーズ　閲覧日2022-01-26

https://www.recruit-mp.co.jp/feature/service/zexy/post_21.html

・【保存版】日本とは全然違う！カナダBC州で結婚する際の手続き＆費用まとめ | LifeVancouver カナダ・バンクーバー現地情報 閲覧日2022-01-26

https://lifevancouver.jp/marriage-in-canada

・結婚式や披露宴って何時間くらいかかるの？平均的な時間をご紹介！ ｜ 結婚ラジオ ｜ 結婚スタイルマガジン (niwaka.com)　　https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/ready/program/26/